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知っていましたか?室外機はエアコンの心臓部なんです!

何かあった時に一番先に皆さんが気にするのは、室内に設置されているエアコン本体。。。ですが、室外機がきちんと稼働していて初めて室内のエアコンがキチンと能力を発揮するのです。室外機が異常な状態であった場合、エアコン本体も能力は発揮する事が出来ません。そこで、室外機ってどんな働きをしているのか?等、お話していきます。

室外機ってどんな働きをしているの?

エアコンには室内機と室外機がペアとなっていて、その2つをつないでいる配管に冷媒ガスが入っています。
このガスが、室外機内部にあるコンプレッサーで圧縮されて、繋いでいる配管内をしながら熱を運んでいます。

室内を冷やす冷房運転の時は、室内の熱をエアコン本体の熱交換器(本体内部にあるアルミフィン)に取り込んで、冷媒ガスによって外へ出されます一方、
室内を暖める暖房運転の時は、室外機と室外機の働きを逆にすることで、部屋に暖かい空気を送り込んでいます。

冷媒ガスは血液のようなもので、圧縮機は血液を全身に巡らせる心臓(ポンプ)のようなものです。
ですので、冷媒ガスが抜けてしまっていたり、コンプレッサーに不具合が起きるとエアコンが機能しなくなってしまうのです。

室外機のメンテナンスはしなくてはならないのか?

室外機に直射日光が当たって、周囲の温度が高くなると、冷媒が室内のエアコンから運んできた熱を冷ましにくくなってしまいます。

直射日光の影響を少しでも軽減するために、日よけや覆いをするだけで、冷房運転の効率が良くなります。
室外機前面の吹出し口を塞がないようにして日影を作ってあげると、冷房の効率が改善されます!

そして、皆さんやりがちなのですが、室外機の吹出口や吸込口周辺には物を置かないようにした方が良いでしょう。
空気がうまく回らなくなってしまうと、、放熱や蓄熱の運動効率が下がってしまいます。

特に夏の間は、空気の流れが良くなるように周囲の物をよけたり空気の流れがよくなるようにしましょう。
室外機が吸い込む空気の温度が低ければ低いほど、冷房の効率は良くなります。

勿論、夏だけでなく、冬の間も室外機周辺には物を置かないようにしましょう。
室外機の前面の吸込口が塞がってしまうと、冷媒を温める効率が下がります。
(暖房の時は、冷たくなった空気を排出しています)特に雪が降る地方の方々は要注意!
雪で室外機が埋もれてしまったまま使用して、故障してしまった例も少なくはありません。
冬もエアコンを使用する人は、室外機周辺の除雪はシッカリと行いましょう。

室外機の前面が塞がれていると、出したばかりの冷たい空気を再度吸い込む「ショートサーキット」現象が発生してしまい、
外の熱を取り込めなくなるだけでなく、暖房が止まってしまうことも…。

室外年中外で使用するように設計されているので、水に濡れて簡単に故障するということはありませんが、
内部にホースなどでバシャバシャと水を掛けたりするとモーターが故障してしまったりする可能性や基盤に水が入ってしまったりするので注意してください。

こんな症状を発見したら…

良く、お客様から聞くことがある事例があります。

「室外機と室内機をつないでいる配管に霜が付いている」
「室外機の内部に氷が分厚く張っている」

これらの症状があった時は、メーカーさんに点検してもらう事をおススメします。
配管が腐食し、亀裂が入っていて、ガスが抜けていたり…ということも珍しくありません。

いつもと違う症状を発見した時は、暑くなる前や寒くなる前に点検してもらいましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
これを読んでご自宅の室外機の様子を見てみようと思っていただければ嬉しいです!
メンテナンスしなくてもいいという業者さんもいるようですが、人間も心臓が止まってしまったら終わりですよね?
室外機はエアコンの心臓部ですので、大切にしてあげてください。
室外機周辺の環境を整えたり、日陰を作ってあげたり。

まずは出来る事から始めてみましょう★